2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

前期・政治学史講義より

「政治、そして社会制度は目のあらい網であり、人間は永遠に網にかからぬ魚である。天皇制というカラクリを打破して新たな制度をつくっても、それも所詮カラクリの一つの進化にすぎないということもまにがれがたい運命なのだ。人間は常に網からこぼれ、堕落…

立岩真也『私的所有論』(勁草書房・1997)

P248 「このように、あるものを個人へと吸収させつつ、しかも一方でその改変へとキョウ導する、またあるものについてはその人から切り放す、しかもその各々、またその境界が予め与えられていないために可変的である、こういう社会が存在している。まず、…